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鈴虫の鳴き声 認知症に効果(2022/10/25)

岩手大学名誉教授の菅原正和先生により、鈴虫の鳴き声が認知症の方に効果がある、と発表されました。鈴虫に限らずコオロギ等も。
鈴虫はリーン、リーンと鈴の音のように上品に鳴きます。周りが暗くなり、静かになると鳴き出します。
何とも上品なお淑やかな鳴き声で。
認知症についての鈴虫効果は、岩手大学名誉教授により科学的に実証されています。
私の考えでは認知症患者が若い頃に体感したことは身体の中に思い出として残っています。
例えば、人はセミの鳴き声のテンポが早くなるとイライラします。クマゼミがシーシー鳴いたりすると暑苦しくイライラしてきます。逆に鈴虫のようにリーン、リーンとゆっくりした涼しそうな鳴き声は心を落ち着かせてくれます。
虫の鳴き声は人をイライラさせる虫もいれば、落ち着かせてくれる虫もいます。
落ち着かせてくれる鈴虫は癒しの代表核です。
日本の認知症患者は10年後に1000万人になると言われています。大自然の素晴らしさを取り入れていく事が大事な時代になってきています。認知症には自然音を聴かせることが良いのかもしれませんね。
 患者が充実した人生を過ごしていた時期の自然音にふれると症状が和らぐ傾向があります。癒しにより暴言や徘徊に効果があり、予防にもなるかもしれません。
今後、高齢化がさらに進む中で認知症初め様々な問題が出てきますが、大自然と触れ合うこと、自然の音色を聴くことにより問題の糸口が解決できると思います。そういう意味でも、鈴虫の計り知れない素晴らしさは無限大かもしれません。

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