黄金鈴虫、冬眠中

 黄金鈴虫が冬眠中と書くと鈴虫が冬眠?している様に思われますが違います。
10月に雄と雌が交尾をし、まもなく亡くなります。雌は死骸の雄を食べ、動物タンパク質をとり、1〜2週間で100〜150個の卵を土の中に産みつけ、安堵感の中、亡くなります。生命の循環です。サークルオブライフ。
 卵は冬になると土の中で冬眠します。冬眠するにあたり、卵の周りに間膜が出来て土が乾いても大丈夫な状態になります。自分の生命を守る手段です。これを卵の冬眠といいます。よって、黄金鈴虫の冬眠ではありません。12月〜3月末は卵の冬眠となります。
3月末迄は冬眠中です。何という生命力でしょうか?生き物の中で一番生命力の弱い人間ではとても真似出来ません。
鈴虫博士としては、今一番ゆっくり出来る時期です。
この子たちが孵化するのは6月10日前後になるので、今は活躍フィールドの準備です。
 次年度は、地元の神社で鈴虫たちが活躍出来る話が決まっています。
 5つの神社を管理している宮司様と話をしていると、鈴虫に興味を持って頂きました。
是非、神社で鳴かせてください。
鈴虫神社として、鈴虫の素晴らしさを参拝者にお裾分けしましょうと。夏祭り&黄金鈴虫も神社でしましょうと。
 昨年度は源氏物語、紫式部ブームでした。
NHK大河ドラマ「光る君へ」が大ヒットしました。
平安時代の話です。
私が毎月、平安神宮界隈を散策するようになった原因の一つです。
源氏物語(三十八)鈴虫 あらすじ 参考資料
 女にょ三さんの宮みやの御持ごじ仏ぶつの供養が行われた。光源氏はこまごまと装飾や道具を寄進する。朱雀院すざくいんは尼になった女三の宮の住まいを移すことを望むが、源氏は承服しない。そして、女三の宮の世話を永久に引き受けることを、源氏は約束するのだった。
 秋になり、源氏は女三の宮の前庭を風情のあるように作り直し、虫を放った。虫の音にかこつけて女三の宮への執心を訴える源氏であったが、女三の宮は愛欲から離れて静かに暮らすことを望むばかりである。
 中秋の名月に、源氏は女三の宮を訪ね、虫の音を賞美しながら琴を弾く。他の公達も集まり、管弦の宴が開かれた。そこへ冷泉院れいぜいいんからのお召しがあり、源氏たちはにわかに冷泉院のもとへ参上する。冷泉院は源氏の来訪をことに喜んだ。
源氏物語 鈴虫の内容ですが、ドラマの中では、鈴虫はあまり出てきませんでした。
さて、皆さんは現在、学校で勉強していると思います。
面倒臭いことを如何に面倒臭くすることを忘れないでください。
パソコンに頼らずに、五感を活かしながら、体感力を付ける為、手を動かして指を動かして勉強をしてください。

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