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黄金鈴虫 日々成長

今年は気候変動のせいか、鈴虫の孵化数が少ないように思います。
 例年でしたら10,000匹以上が孵化するのですが、今年は3,000匹程が孵化しました。
最終的には8月に500匹程が成虫になる予定です。
 2,000円札のデザインとしても使われている鈴虫。
2,000円札の左側に、「源氏物語絵巻」第三十八帖(じょう)「鈴虫」その二の絵の一部分に、同帖の詞書(ことばがき)の冒頭部分を重ね合わせたものを配し、右側に、源氏物語の作者である紫式部の絵が配されています。
 源氏物語が、今からおよそ千年前の平安時代中期、紫式部により書かれた、我が国が世界に誇るべき文学作品であることから、採用したものです。
「源氏物語絵巻」の「鈴虫」の絵と詞書及び「紫式部日記絵巻」に描かれている紫式部の絵は、いずれも東京都世田谷区の五島美術館が所蔵しています。
 現在、ご縁があり、東山界隈には月に一度、訪ねています。
歴史を感じ、文化を感じるスポットで何回訪れても素晴らしい地域です。
 東山界隈には、平安神宮、京セラ美術館、京都国立近代美術館、京都市動物園等があります。
鈴虫も平安時代に貴族から愛された虫なので、凄い昆虫です。
 毎回、訪れるたびに風情ある京都の地で鈴虫がリーンリーンと羽根を擦りながら鳴いていたと思うとココロが癒されます。
着物を着こなして歩く姿、川の流れの音、ゆったりとゆっくりと経っていく時間。その中で歴史的にも知名度の高かった鈴虫が静かに上品に遠慮がちに鳴く姿は風情を感じます。
 平安時代は延暦13年(794年)に桓武天皇が平安京(京都・現京都府京都市)に都を移してから鎌倉幕府が成立するまでの約390年間を指し、京都におかれた平安京が、鎌倉幕府が成立するまで政治上ほぼ唯一の中心であったことから、平安時代と称されています。
平安時代以降に脚光を浴びてきた鈴虫たち。
黄金鈴虫と言っても過言ではありません。
例え、黄金色に輝かなくても存在自体が黄金色かもしれません。

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