昭和ブーム

アナログが懐かしい昭和ブームが到来しています。
モノづくりが輝く時代です。
 消費主義が世の中を滅ぼす、とホセムヒカ氏が国連で演説した15分スピーチは今でも鮮明に覚えています。
 捨てる程生産しないと利益が得られない異常な世の中になっています。
食べる分だけ生産すれば良いのに勿体無い社会になっています。
食べ過ぎで病気になったり、食品添加物の取り過ぎで人間の身体にも悪い影響をしています。
ペットにも影響をしています。
 これは得に人間社会にのみ当てはまります。他の自然界の生物ではあり得ない話です。
他の生物は、必要な分だけ獲物を捕まえて食べます。皆んなで協力しながら捕まえて皆んなで分けて食べます。決して残しません。
お腹を満たしたらそれで良いのです。
全世界で飽食なのは人間のみです。
 以前、カップ麺の会社のCMでIam hungryというコピーがありました。
 飽食の時代の中で、鮮明なコピーでした。人間も祖先であるホモサピエンスの頃から協力し合ってマンモスと戦った時代がありました。
食べる為です。生活する為です。
壮大な戦いだったと思います。
生きる為の戦いだったに違いありません。
長い歴史の中で、認知革命→農業革命→科学革命→データ至上主義の流れになっていて、今まさにデータ至上主義となっています。一部の優秀な人間が仕組みをつくり、ロボットに指示を出してロボットが大勢の人間に支持を出す世の中が近づいています。
 データを管理している一部の優秀な人間が社会を牛耳ろうとしています。仮想通貨も通貨として成り立っています。金もプラチナも食べられませんが凄い価値があるように定義されています。実際、お腹が空いた場合、ステーキ、鰻重の方がお腹を満たし価値があると思います。
 昭和ブームは物は無かったけど汗びっしょりとなり働いた時代だと思います。働き虫と言われた時代です。人間も努力をすると報われると信じて、素直な気持ちで働きました。
SNSを主として生活している若者にとって、人間らしく生物らしく暖かい時代に見えるかもしれません。
 今、考えなければならないことは見た目だけに囚われて生活をしないことです。
 現在、我が家では例年通りに鈴虫が脱皮を繰り返して成長しています。気候の変化で多少変化していますが決してブレません。
脱皮を6回した先に成虫になりますが頑張って生きています。
鈴虫はブレませんが人間は人間らしくなくなりロボット的要素がマインドに入りつつあります。
 昭和の素晴らしさを考える時代になったかもしれません。ブームとして終わるのではなく、人間の素晴らしさを再確認する時代に突入しているのです。
視点を社会と人→自然と人に変える時代がきています。
鈴虫が黄金鈴虫に変わっていく時代と同じように。

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