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アサギマダラについて(2022/10/11)

皆さん、アサギマダラという蝶を知っていますか?おそらく、野原にいくと良く見かける蝶の一つです。
アサギマダラの成虫は長年のマーキング調査で、秋に日本本土から南西諸島・台湾への渡り、個体が多く発見されています。日本本土の太平洋沿岸の暖地や中四国・九州では幼虫のまま越冬するので、春から初夏に本州で観察される個体の多くは本土で羽化した個体と推測されます。
アサギマダラの凄いところは長い距離を飛ぶということです。
2011年に和歌山県から放たれたマーキングしたアサギマダラが、83日後に約2,500 km離れた香港で捕獲された記録があります。世界第二位の長距離の移動が確認されました。
見た形は普通の蝶で、何が凄いという印象がありません。
しかし、あの小さなからだで海を渡り、香港まで到達したのです。
生命力の計り知れない凄さかもしれません。
この長い距離をどれだけ耐え抜いたのか想像出来ません。83日の中には、大雨も嵐も強風もあったと思います。風に流されたり、雨に打たれたりしたに違いありません。
この長い距離を如何に克服して目的地にたどり着いたのか、を考えた時にその凄さは計り知れません。夜も寝ずに休憩も取らずに目的地にまっしぐらだったに違いありません。
途中で挫折したり、外敵に襲われたり。それを乗り越えて目的地に辿り着いたのかもしれません。
私達人間が同じことが出来るかというと出来ません。
教育を考えた場合、アサギマダラが参考になります。
継続する力、諦めない力、我慢する力、生命を残したいという生命力、等です。
やれば、出来る!に相通じることかもしれません。
皆さんもアサギマダラのように夢を持って頑張れば、きっと凄い結果が生まれるのではないでしょうか?
何かに迷ったならば、アサギマダラのことを思い出してください。きっと、元気が出てきますよ。

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