人間に関心を持とう(2022/07/19)
人間関係次第で人生は楽しくもなり、暗くもなります。このようなことは誰でも知っています。未来がどのように変わっていこうと、人間社会には人間しかいませんから人間に興味を持つことが大切です。
やる気になっていくのも、やる気を失っていくのも、挫折をするのも、悩んで落ち込むのも、人との関わりの中で生じてくるものです。人間関係がギスギスした生活環境の中では先々に大きな不安を感じてきます。病気の多くは人間関係が原因だと気づくことがあります。
一方、自分に自信がつく喜びは人との会話の中で気づきが多いと思います。それほど大切な人間関係であるにも関わらず、学校では知識を詰め込む教育は行われても他者との円滑なコミュニケーションの要領や方法を具体的に教えてはくれません。先生自体も職場での人間関係に悩んでいる場合も多々あります。本来、子どもは親や保護者をモデルとして人間関係を学び取るのですが、現代社会では親が仕事等に多忙な為、人の言葉の受け方や捉え方などの大事なことを教える時間がありません。
一般的に人はそれぞれに自分の判断は正しいと思い込むところがあり、自分は大丈夫だと思っているうちは、人間関係が絡んだ社会病理現象の課題を見聞きしても、まるで人ごとのように聞き流します。しかし、明日のことは誰にも全くわかりません。自分が当事者になった時、その寂しさと辛さを実感します。
いつ、どこで、何が起こるかわからない今の時代。
そういう時代だからこそ特に人間に興味を持つことが一番なことになってきます。
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