鈴虫の凄さと神秘さ(2022/7/5)
生物の世界で幅を利かせているのは、実は昆虫です。昆虫は生物界で8割を占めています。ゴキブリ、蜘蛛、ムカデ、ナメクジ、鈴虫、等、不思議な昆虫が沢山います。近い将来、牛肉、豚肉、鶏肉に変わり、昆虫食になるのではと言われています。
コオロギ食、イナゴ食、等が当たり前の時代になるのかもしれません。人間は適応力があるので当たり前になってくると思います。
さて、鈴虫の凄さについて一例をあげます。岩手大学名誉教授の菅原先生が鈴虫の鳴き声が認知症に良いことが学会で発表されました。週刊誌でも掲載されました。確かに、鈴虫は鈴の音のようにリーン、リーンと上品にお淑やかに鳴きます。和食を食べ、冷酒を飲みながら聴くと最高かもしれません。認知症に効くことも納得出来ます。今後、研究がなされるかもしれません。やはり、自然が創り出したものなので自然と身体に入り込み癒されるのかもしれません。機械では出せない音色なのです。
次に鈴虫の鳴き方についてですが、鈴虫の翅は何枚あると思いますか?私が作った鈴虫クイズの一つに鈴虫の翅は何枚?①2枚、②4枚、③6枚、④8枚、があります。以外と②の解答が多いです。実はこの答えは①でもあるし、②でもあります。鈴虫は6回脱皮しますが、5回目の時点で、翅は4枚あります。最後の脱皮の後、後脚で翅2枚をとるのです。この点が不思議であり神秘的です。結果としてオスは2枚の翅を立てて、翅を擦らせるようにして鳴きます。沢山の鈴虫を育てていると、翅が4枚で終わるものもいます。鈴虫は、3匹位のオスが1匹のメスの前で争うように一生懸命に鳴きます。翅を擦り減らしながらです。
恐らく、生命維持が遺伝子に組み込まれているのかもしれません。
一例を取り上げましたが、鈴虫は計り知れない凄さと神秘さを秘めています。
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