システム危機管理術(震災編)

 1995年1月17日、早朝5時47分のこと、3度の轟音が地底から沸き上がったあと、地下から突き上げられる巨大な揺れが来た。一瞬で目覚めた筈であるが、何故3度の轟音が聞こえたことを知っているのか、そんな疑問を抱えたまま、自宅の損壊・被災と戦う日々が始まった。ライフラインのひとつである電気の復旧が早かったことは、不幸中の幸いでもあったが、残りのライフラインとなる水道とガスの復旧には約3ケ月という長い期間を要した。

そして、ライフラインの復旧は、その後の身体の復旧、家屋の復旧、仕事の復旧の始まりでもあり、それから何年も続くダメージの広さ大きさには、時には心が折れてしまうようなこともあった。

 こういった経験知は、子孫に残しておきたいものだ。たとえ、類似のケースがあったとしても適切に対応できるように教育しておきたいものだからだ。実際にその思いがもととなり、これを書いている。

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