黄金鈴虫の水入れが終了しました。
月日が経つのは早いもので、4月に入りました。
鈴虫は卵🥚の睡眠から目が覚める時期となります。
卵の膜に守られていた卵🥚たちがいよいよ孵化にむけて第一歩となります。
鈴虫たちの入学式の始まりかもしれません。
昆虫自体、世界で10万種類いると言われていますがその中で一番特徴的な虫が鈴虫なのかもしれません。
つまり、黄金鈴虫といっても過言ではありません。
因みに、人間はホモ・サピエンスとして一種類です。
今、あまり使われなくなった2000円札を手にとって見てみると、鈴虫の歌が印刷されています。
それでは2000円札 鈴虫について簡単に説明します。
二千円札 鈴虫について
二千円札の裏面には、『紫式部日記絵巻』に描かれた紫式部の顔とその代表作である『源氏物語絵巻』の第三十八帖「鈴虫」の詞書と絵が印刷されています。
紫式部は平安時代(794~1192年)の中期の作家・歌人で、「あはれ」で象徴される源氏物語は11世紀初めの作品です。源氏物語は光源氏を主人公として、戦も少なく、平和な時代における貴族たちの日常が書かれています。
二千円札に描かれている「詞書」は、「鈴虫」の帖「その一」で、八月十五夜の夕暮れ時、女三の宮が庵で仏に念珠し、側の尼たちが仏に具える花や水などの仕事を忙しげにしているところへ、光源氏が訪れ、暫く鈴虫、松虫の談義をし、互いの断ち切り難い想いを歌で交わすというものです。
一方、「絵」は、「鈴虫」の帖「その二」において、同日の夜、光源氏が冷泉院から、十五夜の月を一緒に見たいとの呼び出しを受け、上座(絵の左側)に冷泉院が、下座(右側)に光源氏が座り、親子対面をする場面を表しています。なお、二千円札に描かれている絵は国宝に指定され、五島美術館に所蔵されています。
2年ほど前から、京都の東山にご縁があり毎月、美術館、神宮、老舗を訪れています。
今年度は、黄金鈴虫として執筆させて頂きますので、宜しくお願いします。
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